殺るか殺られるか マオリ族の盛衰

朝日デジタルで、「(@NZ・カイタイア)マオリ兵士たちの無念」という記事を見つけた。

以下、記事の要約

ニュージーランドの先住民族だった戦闘民族マオリは、圧倒的な軍事力を持ったイギリス人入植者達と果敢に戦うも争いに敗れ、土地を奪われただけでなく、二等国民としての扱いを受ける事になる。

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彼らは第一次大戦~第二次大戦を通じて、一等国民になる為に志願兵となり、仇敵である筈の英王室の為に命がけで戦い、多くの命を失った。

第一次大戦の際は、白人から信用されずに塹壕を掘るためのシャベルしか渡されず、第二次大戦時は砲弾よけの使い捨てにされ、7割の兵士が死亡した。

しかし、その甲斐あって彼らへの待遇は改善された。

最終的に社会的弱者であったマオリが、差別を乗り越えた美談としてこの逸話を紹介している。

確かにマオリに対する差別はまだ残り、白人に比べると生活水準は低いものの、アメリカ大陸のネイティブインディアンやインディオ、オーストラリアのアボリジニに比べれば、さほどの迫害は受けた事がない。

その原動力となったのは、戦闘民族としての彼らの誇りと勇猛さ、民族としての強固なアイデンティティと民族に対する自己犠牲の精神である。

彼らは社会的には弱者であったが、底力を持っていたのだ。

しかるにこれは弱者が差別を跳ね返した物語ではなく、力を持った者達が力に見合った待遇を勝ち取った物語なのである。

マオリ族がどういう民族かを知れば、彼らが決して弱者ではなかった事が分かる。

彼らは西暦1,000年頃、ニュージーランドに殖民したポリネシア民族の子孫である。

マオリ族はニュージーランドに住み続けたが、彼らの一部はさらにニュージーランドから約800キロ離れたチャタム諸島に殖民し、モリオリ族となった。

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それから約800年間、隔絶された環境で勇猛な農耕民族のマオリ族、穏やかな採集民族のモリオリ族として発展する。

しかし、白人から豊かな資源と穏やかな民族が住む島の情報を得たマオリ族は、1835年にチャタム諸島に900人の兵力で侵攻する。

争いごとを好まない2,000人のモリオリ族は、会合を開き友好関係と資源の分かち合いを申しでる事に決めたが、その申し出を伝える前にマオリ族は彼らを襲い、数日のうちに女子供もみさかいなく数百人を殺してその多くを食べてしまう。

生き残って奴隷にされた者も気の向くままに、そのほとんどがマオリ族に殺されてしまった。

その時のマオリ族の言葉はこのようなものであったという。

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「われわれは、自分たちの慣習にしたがって島を征服し、全ての住民を捕まえた。 逃げのびた者は一人もいない。 逃げた者は捕まえて殺した。 残りの者も殺した。 それがどうしたというのか。 われわれは、自分たちの慣習にしたがって行動したまでである」

~銃・鉄・病原菌 上巻より~

銃・病原菌・鉄 上巻

彼らのこの蛮行を弁護するつもりなど毛頭ないが、かれらのしきたりでは力の強いものが弱いものを滅ぼし、土地を奪う事は当然の行いであり、白人と正々堂々と戦い、敗れて土地を奪われたのも致し方のない事である。

そこで彼らは採った行動は、差別を訴える事よりも、その勇猛さを生かして白人達に協力する事であった。

そして見事に力で権利を勝ち取ったのである。

彼らに卑屈さは感じられない。

所詮人類の世界は弱肉強食である。

それは今も変わらない事は、ウクライナやアフリカ、ウイグルやチベットを見ても明らかだろう。

アメリカやロシア、中国など、力を持った者が世界をコントロールしている。

日本はどうか?

国内においては在日・反日勢力に権益を奪われ、対外的には相変わらずアメリカの言いなりである。

それは戦後のGHQの工作により、日本人が持ち合わせていた強固なアイデンティティ、命を賭して民族の誇りを守る精神を奪われてしまったからである。

「平和憲法が日本を守る」などと未だに口にする者がいるが、人類の歴史や国際常識から見れば全くの妄言である。

欧米も弱肉強食の世界で、少しでも自らが優位に立とうと謀略をめぐらせているのだ。

世界史や日本史を少しでも真面目に知ろうとすれば、誰にでも分かる程度の事なのに、これが圧倒的多数が目覚めないのが今の日本の危ういところである。

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