生きる事と死ぬ事の目的


2012年度の日本人の自殺率は世界ランキング12位で、10万人当たり21.7人と高い数値となっています。

各国で自殺と扱う基準が異なる為、一概に正しいデータであるとは言い難く、警察が原因不明の事故と判断したものの中には、自殺が相当含まれていると言われていますが、正式に自殺と扱われているだけでも、2012年は2万7858人が自殺で亡くなっています。

最近では警察官の自殺のニュースが相次いでいます。

警察官は婚約者の同僚警察官を殺害して自殺

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警視庁蔵前署勤務の関口卓弥巡査が、婚約者の間宮陽子さんを殺害し、自身も狭山市のマンション三階から飛び降り死亡したのは四月一二日のことだった。被害者の婚約者は刃物で腹部を複数刺され、出血多量で死亡した。

警察官の拳銃自殺 「パワハラが要因」

ことし2月、東京・大田区の警察署で44歳の警察官が拳銃で自殺した問題で、上司の係長が辞職を強要するような言動をしていたことが分かり、警視庁はこうしたパワーハラスメントが自殺の要因になったとして、係長を懲戒処分にするとともに遺族に謝罪しました。

「なぜ死ぬのか?」と考えてみれば、現代日本においては「生きる目的が無くなった」「生きる事が不安になった」などが上位に入ると思います。

貧しい時代や貧しい国では自殺せずとも生きる努力をしなければ、生きる事が出来ません。

生きる事そのものが、人生においての最大の目的になっていれば、生きる目的を見失う事もないでしょう。

しかし、高度に発達した文明社会ではそうそう餓死する事もない為、「なぜ生きるのか?」という理由が必要になります。

私個人は11歳の時に父親が心筋梗塞で急死している為、人間は突然ポックリ死ぬものだという死生観があります。

享年36歳でしたので、心のどこかに「自分もそれくらいで死んでも何も不思議な事はない」という思いがありました。

幸いながら父親から病気の遺伝はなかったようで、41歳になっても人並みに元気に生きています。

人生で何度か挫折を味わい、周囲から酷い扱いを受けた事もありましたが、元々楽天的なこともあり、不真面目な部分も多いので「どうにも成らぬことは仕方ない。会社で怒られることが仕事だ。」と考えて乗りきった時期もありました。

そうは言っても、会社で毎日叩かれるような環境は精神衛生上よろしくありませんし、それなりにストレスは溜まっていたと思います。

結局そこの部署では結果が出せずにクビにされて、よその部署に異動になりました。

異動先の上司が、これまたとんでもない朝鮮チックなメンタリティーの持ち主で、仕事は出来ない、上しか見ない、自分の保身しか考えない方でした。

今も昔も私は自分のこだわる事に関しては頑固な、ちょっと面倒くさい社員です。

そんな私を動かす自信がなかったのか、彼は役員の威を借る形で命令を下す事が度々ありました。

こちらはその意を汲んで、なるべく会社の利益になるように根回しをするのですが、彼は別の役員にその話を持って行く時に叩かれる可能性を嫌って、当たり障りのないような案件以外は全て潰してしまいます。

そんな事をしていれば、当然何も改善されず、結果も出ません。

もちろん、朝鮮メンタリティーですので、結果が出ないのはこちらが何もしないから、という事にされます。

約1年半の間そんな事が続きましたが、仕事をする上で全くやり甲斐を感じられない、最も厳しい時期だったと思います。

こちらは直上の役員の意向に沿って動いていたにも関わらず、全て彼が潰してこちらに矛先が向かう事もあり、事実を報告しようと思った事もありました。

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しかし、こちらも保身を考える部分がありましたので、そうはしませんでしたが…。

結局、左遷を喰らい、地方の支店にどびゅ~んと飛ばされました。

異動宣告の数ヶ月前からなのですが、流石に仕事に全くやり甲斐を感じられないのは何よりも辛い事でしたので、趣味の方にやり甲斐を求める事にしました。

私は子供の頃から日本史が好きだった事もあり、特に幕末史は奥が深く、幕末維新期には各地で多くの偉人達が行動を起こしていましたので、それが相互にどう作用して維新に繋がったのか、全体像を把握してみようと考え、本を読みつつ史跡を回る事にしました。

これがその後の人生の転機になり、それぞれの偉人たちの人生を「自分が仮にその環境で育ち、同様の立場を迎えたならどう行動しただろうか?」という視点で歴史を見ていく間に、名の知れた偉人や、名も無き志士達は、ことごとく己の保身などは微塵も考えずに藩や幕府、国家の為に命を懸けて戦って散っていった事が分かりました。

現代人はNHKの大河ドラマや小説などの影響で、坂本竜馬や西郷隆盛などの特定のヒーローが出現し、国家を救ったと捉えがちですが、それは大嘘であり、名も無き多くの偉人達が、似たような考えで似たような行動を起こしています。

NHKや民放各局は、視聴率を取らなければなりませんし、個人主義を日本に蔓延させたいという陰謀もありますので、どうしてもヒーローを作りたがりますが、日本を救ってきたのは、いつの時代も個人主義ではなく全体主義です。

いわゆる武士道が国家を救ったのですが、武士道は幕藩体制を安定化させ、戦乱のない太平の世を永く続かせる為に体系化された哲学です。
藩や幕府のサラリーマンである武士達が目指すべき理想像を追求した哲学ですが、この武士道こそが組織や国家を強靭なものにする最強の哲学である事は、幕末以降の日本の快進撃を見れば明らかです。

人生に迷い悩んでいた私には、武士道の要である「保身を潔しとせず、組織の為に尽力する」という精神が欠けていた事に気が付きました。
組織といっても、法人は人間ではありませんし、なかなか人間でないものに尽くそうとは思えるものではありません。

つまるところ、例の上司のなす事すべて逆の事をしよう、例えば社員全員が働き易くする事、日本企業として安定した雇用を創出する事などを念頭に置き、より広い視野で現場の管理職として業務に当たる事にしたのです。

もはや保身を考える事が無くなったので、会社に対しては言いたい放題、もちろんそこに個人利益の追求はありません。

己の立場や利益に執着せず「より多くの人の為に」と言う考え方こそが、大義であり、このような考え方により、より幅広い業務に対してやり甲斐を持つ事が出来ます。

自分の立場に執着心が無くなれば、迷いが無くなり、目標に向かって一直線に進む事も出来ます。

迷いや悩みも無くなるので、生きるのも楽になると言えるでしょう。

まぁ、まだまだ人間として至らない点は盛り沢山ですが、孔子の言うように年を取るごとに人間は成長するものです。


子曰く、

吾れ十有五にして学に志ざす。

三十にして立つ。

四十にして惑わず。

五十にして天命を知る。

六十にして耳従う。

七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず。

人生は日々勉強です。

自分の経験からですが、武士道を学ぶ事で、個人は生き甲斐を持てる、組織を強くする事も出来るという、現代でも最強の哲学と言えると思います。

特に国内の治安を守る警察官や外敵から国家を守る自衛官の方々には必須の哲学でしょう。

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