アメリカの移民と格差


ロシアのプーチン大統領に対して、もはや口喧嘩を仕掛ける程度しかカードを持たないアメリカだが、これはまだアメリカの本格的な失墜の序章でしかない。

かつてのアメリカは強かった。

マジョリティーである白人が中流層を形成し、黒人や先住民族を犠牲にしながらも豊かな生活を享受出来ていた事が最も大きなポイントである。

マジョリティーによる生活に対する満足度、その生活を担保する国家に対しての誇りと帰属意識、そして既得権益を守ろうとする人間の本能を考えれば、愛国教育の効果は覿面だろう。

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逆に強い愛国教育を受けていても、黒人などのマイノリティーには愛国心は根付きにくい。

大東亜戦争~ベトナム戦争時の黒人達の多くは、戦いを白人による有色人種の抑圧と捉えていた。

黒人達の戦いは、敵国との戦いだけでなく、戦争を通してアメリカに貢献する事で自分達の社会的地位の向上を勝ち取る為の戦いでもあった。

愛国心からというよりは、自分達マイノリティーの地位向上の為という側面が強かったのである。

結果として戦果が報われる事はほとんどなかったのであるが…。

現在のアメリカは、移民の流入と白人の高齢化による出生率の低下で年々白人の比率が低下している。

移民1世は出身国の政情からの脱出、大半は生活の向上などを目的に渡米する者であり、愛国心よりも個人主義思考の強いであろう事は予想に難くない。

2世3世を考えても、現在のアメリカは既に階級化が進み、階級間の移動が困難な社会となっている為、彼らも強い愛国心を持つ事は難しいだろう。

肝心のマジョリティーである白人についても、収入格差が極端に広がったお陰で貧困層が増えている。

しかるにごく一部の勝ち組のみが利益を搾取する社会が固定化した事で、白人の中でも愛国心が薄れてきている筈なのである。

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移民と行き過ぎた自由経済が愛国心の強いマジョリティーを細分化させ、変わりに自分の生活を守るのに精一杯のマイノリティ群が増えたのである。

もはやアメリカが世界の平和を守る覇権国家であるかどうかなどよりも、自分の事で精一杯な国民がオバマ大統領を産み出したのだ。

残念ながら、これはアメリカ凋落の序章でしかない。

何故なら収入格差は益々広がっているし、移民も増え続けている。

wikiより

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アメリカ合衆国国土安全保障省の人口予測では2010年から2060年にかけて総人口は36%増化するが、非ヒスパニック系白人は9%減で2040年代には過半数を切る。

その他は増加が続き、ヒスパニック系は155%増で2060年には全人口の3割に達する。

 アジア系は129%増で比率は2010年の5%から2060年には8%へ、黒人と先住民が約40%増で比率はほぼ変化なし、混血は3倍以上になると推測している。

あと30年で白人が過半数を切り、ヒスパニックとアジア系が激増するとの事である。

今後のアメリカは激しい格差が是正されない限り、オバマ政権以上に社会福祉やマイノリティーに対する待遇の改善が求められる内向きな政府になって行くだろう。

そして凋落の道をひた走り、暴動やクーデターで政情が不安定な国家になる危険すら孕んでいる。

しかるに日本はアメリカを反面教師とし、移民の排除と格差の是正、そしてアメリカ抜きでの安全保障を確立すべきなのである。

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